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コラム

一般検索とは

SEOやコンテンツマーケティングでの集客などを目的とした記事やコンテンツ制作を考える上で、理解しておきたいのが、指名検索と一般検索の違いです。
下記の記事で指名検索の特徴をご紹介しましたが、今回は一般検索の特徴について紹介します。

「サイト流入の大半を占めている検索流入」の記事はこちら

一般検索とは?

一般検索とは、特定の企業名や事業、商品・サービス名などのワードが含まれない検索流入です。

企業名や事業、サービスなどを既に知っている、認知しているユーザーのサイト訪問に対し、一般検索は企業やサービスまでは知らない、なにかしらの課題や疑問を解決したい、情報を集めたい、知りたいユーザーの検索、サイト訪問で、その多くは潜在ユーザーである可能性が高いです。

一般検索訪問者を増やす意義とは

指名検索でのサイト訪問は企業や商品・サービスを既に知っていて、明確な課題や疑問、関心をもっているため、お問い合わせ等コンバージョンに近い、期待度の高いユーザー訪問になります。

それに対して一般検索はまだあまり企業や商品・サービスについて知らない、様々な情報を比較したい、もしくは課題や疑問の解決方法を探しているユーザーの訪問で、すぐにコンバージョンにならないかもしれないですが、潜在層や新規の見込み顧客獲得の糸口になるサイト訪問です。

一般検索での流入を増やす記事やコンテンツを的確に投入していくことで、新たに企業や商品・サービスを知ってもらう、理解してもらうきっかけになり、広く・長期的な効果が期待できます。

サイト訪問するユーザーの疑問や課題を明確に解決する「答え」を提供することができれば、企業や商品・サービス認知だけでなく、高い確率で問い合わせや購入などのコンバージョンに繋がっていきます。

一般検索ワードを読み解き戦略を考える

一般検索流入を狙った記事やコンテンツを考える上で重要なのは、ユーザーがどんな疑問や課題をもっていて、どんなキーワードで検索をしているかを理解して戦略を立てることです。また、どのくらいの人が検索しているのか、実際の検索ボリュームを把握しておくことも重要です。
(ユーザーが検索しているワードやそのボリュームは様々なマーケティングツールやGoogleの関連ツールで調べることができます。)

それらの検索ワードが事業やサービスと親和性の高いものなのか、実際そのワードで検索した時どんな情報がヒットしているのか、を読み解くことも重要です。よりコンバージョンが期待できる検索ゾーンから優先的にコンテンツ投入すると良いかと思います。

検索ボリュームは一概に多ければいい、ということでもないですが、どの程度の層に対してアプローチできるのか、期待できる流入数・効果を理解した上で記事やコンテンツ投入の費用対効果を考える上で参考にしておきたい情報です。
そのワードでの競合他社の状況を把握し、どんな情報を発信しているのか、競争が激しいゾーンなのかどうかも確認しておきたい点です。

・事業やサービス、商品と親和性が高いのか
・どのくらいの数のユーザーが検索しているか
・問い合わせ等につながりやすい疑問や課題なのか
・事業やサービスの特徴や強みとの関連具合
・答えになる情報を具体的に提供できるか(作りやすさ)
・他の競合はどういった情報を提供しているか、勝負できる情報をもっているか(SEOでの勝ちやすさ)

これらの観点で、関連する検索ワード群の中からターゲットにするキーワードを絞り込んでいきます。

投入する記事・コンテンツを考える

上記のデータを前提に記事やコンテンツなどの内容を考えるわけですが、もっとも重要なことは、どれだけ有効な情報が提供できるのか、ということです。そのためのエビデンスやデータ、情報元をもっているか、利用できる情報があるかも戦略策定時に割り出しておくと記事やコンテンツの制作がスムーズになります。

ユーザーが知りたい情報や疑問・課題に対して、より具体的に、より詳細な情報を提供することは重要で、検索順位の評価の1つの要因でもあります。検索エンジン側にとっても、ユーザーにとって有益な情報を提供しているサイトをより高く評価したいわけです。

ユーザーが検索しているキーワード、言葉と違った表現をしていたりすると検索でヒットされないことや、サイト訪問に繋がらないこともありますので、ユーザーが実際に使っているワードに合わせていくことも大事です。

記事のタイトルや概要

記事やコンテンツのタイトルや概要はとても重要です。

検索結果では「タイトル」と「概要」が表示されます。ユーザーは検索結果画面に表示されるタイトルや概要を見て、自分が探している答えが書いてありそうなサイトを選んでクリックし、サイトに訪問していただけます。

SEO順位は高いのに流入比率が低いことも割と多く、ユーザーの検索に対して答えになるサイト(ページ)かどうか判断しにくいタイトルや概要になっていたりすることもあります。せっかく詳しい情報を提供できていても、自分の課題や疑問の答えになるとわからないタイトルや概要ではユーザーにスルーされてしまいます。

サービスや事業名を押し出したいところですが、まずはきちんと課題や疑問に対しての「答え」となるワードをタイトルに使いましょう。

競合他社など、たくさん表示される検索結果の中から、ユーザーはサイトを選んで訪問しています。記事やコンテンツそのものだけでなく、検索結果画面でどう表示されているか、何と並んでいるかも注視しておきたいところです。

効果を測定する

いわゆるKPI、目標とする数値目標を立てておくと効果や改善点、その後の戦略が立てやすくなります。

各戦略ワードと対応記事・コンテンツに対して、例えば想定検索順位、検索順位に比例した検索結果表示数、そこからの流入数、流入後の他コンテンツへの遷移や問い合わせ等のコンバージョンなど、ある程度指標を立てておくと投入価値の判断の要因の1つにできるかと思います。

指標を踏まえ、ターゲットの見直し、コンテンツの改善や追加投入、回遊を含めたコンバージョン強化の必要性など、PDCAサイクルでコンテンツ運用を行っていくことをお勧めします。

弊社ではこういったコンテンツマーケティングのための調査や戦略策定サポートから、実際の記事制作や必要に応じた取材など、多くのサイトでご相談いただいております。また、それらの継続的な運用サポートもお受けしております。