コラム
サイト流入の大半を占めている検索流入
サイト訪問のきっかけの中で、最も割合が多いのが検索流入です。弊社では多くの企業、サービスサイトの運用を担っていますが、ほとんどのサイトで流入要因の大半を占めています。
6割から8割の流入要因といっても過言ではないかもしれません。
今回、まずはこの検索流入の中でも重要な「指名検索」について少しお話ししたいと思います。
指名検索と一般検索
検索流入は大きく2つに分けて考えます。企業名、事業やサービス名、商品名などが検索ワードに含まれた流入「指名検索」と、そういったワードは含まず、ユーザーの疑問、知りたいこと、興味などのワードで検索し流入する「一般検索」です。
今回の記事では、この「指名検索」についてご案内します。
指名検索はより確度の高いユーザー
「指名検索」は企業名、事業やサービス名、商品名などが検索ワードに含まれており、既に企業や商品等を知っている、認知しているユーザーのサイト訪問のことです。
例えば、企業名+商品名、商品名+価格、商品名+仕様や何らかの特徴など、企業や商品に対して知りたい・解決したいことが具体的に、直接的に検索ワードに含まれています。よりコンバージョンに近く、確度が高いユーザーと想定できます。
ユーザーが求める情報に対してサイトが「きちんと情報を提供し、解決に導けているか」は、とても重要なことと私たちは考えています。
検索ワードや検索状況からユーザーが企業や商品についてどういった情報をより重要視し、どんな情報を欲しがっているか、何が疑問や課題になっているかを定期的にウオッチし、把握していくことは、サイト運用の中で重要な1つのタスクです。
それらの情報を確認できるアクセス解析は、サイトの導線や情報の優先順位、コンテンツ設計など、サイト設計の1つの大事なヒントになります。そういう視点でアクセス解析を見ていくことは、非常に大事なポイントの1つです。
商品やサービスに対してのネガティブワードを発見することも!
なかには企業・商品や事業に対してネガティブなワードを含んだ流入があることがあります。
早く気づくことができれば、商品ページ等での補足説明やFAQなどへの追記など、リスク回避することができます。
商品やサービスに対して、企業側で気づいていなかった課題が把握でき、対処することで、ブランドイメージの向上に繋がり、SNS等でユーザーの商品認知アップに繋がった例もあります。
定期的なアクセス解析を
アクセス解析は、ともすると数字や成績表のようなイメージもあるかもしれませんが、実はこういったユーザーアンケートやヒアリングと同じように、ユーザーの考えや行動を知る1つの方法でもあるので、定期的にウオッチしていくことをお勧めしています。
検索流入をアクセス解析で見る時のポイントや、企業やサービス名などを含まない「一般検索」による潜在ユーザーへのリーチの話はまた別途ご案内させていただきます。